[銘柄解説]航空機リース ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA) 後編

7172 ジャパンインベストメントアドバイザー

こんにちはシーガルです。

前回からの続きでジャパンインベストメントアドバイザー(以下JIA)について書いていきます。
前回は、事業概要と業績について書きました。

今回は強みや、今後の懸念材料(コロナウィルス)について書いていきます。

1. JIAの強み

私が考えるJIAの持っている強みは3つに分かれます。

他社が参入しにくい

まず一つ目が他社が参入しにくいことです。

JOL(日本型オペレーティング・リース)で扱う船舶、コンテナ、航空機は業界内のネットワークがJOL組成や販売に重要になります。

航空機リースに関しては、ファイナンス技術や各国の法律知識などの専門知識、航空機に関する管理能力、海外の航空会社と連絡を取る際のコミュニケーション能力が必要になってきます。そのような人材を確保したり、育成したりするのは容易ではありません。

このような理由から、他社が簡単には参入できないようになっているのです。

販売ネットワークの拡大の余地がある

下図はJIAのビジネスマッチング契約件数の推移です。

年々着実に増えています。
競合他社であるFPGは2019年9月末で4,801件ですので、JIAの契約件数の伸び代がまだあると考えられます。

数ヶ月前の求人サイトでJIAで求人募集をしていました。そこでの紹介文として
「アプローチしているのは、優良中小企業30万社のうちまだ1万社」と書かれていました。
このことからまだまだ業績は拡大していけるのではと思います。

他社に勝てる商品力

下のリンクからJIAの白岩社長がラジオ番組に出演しています。
将来の展望など語っていましたが、一番インパクトがあったのは「投資家(お客様)が他社と商品を比べたら7割の確率で選んでもらえる」と言っていたことです。凄い自信です。

ザ・マネー~火曜日は櫻井英明のかぶとびら(2015.2.24放送分)

他のインタビューでは、大手金融機関傘下や独立系大手の競合他社がやらないような商品を提供していること、投資家のニーズをきちんと汲み取りマーケット環境に合った商品を出していると話していました。

2. JIAの弱み、懸念材料

今までは強みを書いてきましたが弱みや懸念材料を書いていきます。

・税法が変わると売上が落ちる可能性がある
 繰延課税の効果があるので、国税庁がそれを嫌がり、封じ込める法改正があるかもしれません。そうなると投資家からの需要が一気になくなる可能性もあります。

・不況の煽りを受けやすい
 不況に陥れば法人の利益も減り、繰延課税のニーズもなくなるので売上が減ります。それによりJIAの売上が減る可能性もあります。

上記の懸念は、JIAだけでなく業界全体に言えることですけどね。

3. コロナウィルスは大丈夫か?

今この時期一番懸念されてるのは、コロナウィルスだと思います。
今後、航空会社が破綻したりする恐れや、投資家が航空機リースに出資しなくなる恐れはあります。

航空会社の売上が前年比で9割減になっているところもザラな状態ですが、それでもリース料は払い続けなければなりません。リース料は契約ですぐに解約できないようになっています。

現在、各国の政府が航空会社に問題が起きたとしても金銭的に支援をすると表明しています。ですので航空会社の資金が底をついたとしても、航空会社が持っている全部の航空機リースを解約するなんてことは、ないかと思います。(一部の航空リースは強制的に解約されるかもしれませんが・・・)

短期的に見たら、不況でJIAの商品を売れなくなる恐れもありますが、先日、株主総会に出席した際には問題が無さそうに私には感じました。
(株主総会の様子も今後伝えていけたらと思います)

今年度の業績は、商品が売れなくて赤字になる可能性もありますが、長期的に見たら現金もそこそこ保有しているのでコロナウィルスの影響も1年くらいは耐えられるかと思います。
コロナウィルスの問題が収まれば業績も戻ってくるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

※この記事を数日かけて書いていましたが、先ほど(2020年4月21日18:43)JIAのIRからヴァージン・オーストラリアホールディングスの任意管理手続きの申請(事実上の破綻)のプレスリリースを出していました。JIAのSPCを通じて航空機を貸し出しています。また、同日に競合他社のFPGが下方修正を発表しています。コロナウィルスで経営状況がかなり変わってきています。これらの状況について近日中に記事を書いていければと思います。

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